音楽著作権解説

著作権…音楽に関わったことがある人ならば一度は聞いたことのある言葉だと思います。著作権法では、著作物を「思想又は感情を」「創作物に」「表現したもの」で、「文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」と定義しています。ここで、著作権について簡単ではありますが解説したいと思います。

著作権者に許諾を得ること無く利用できる時
・著作権保護期間(PD)を経過している
保護期間が満了した著作物は、著作権者の許諾なく利用できます。尚、国によって著作権保護期間が異なりますので、注意が必要です。また、第二次世界大戦における連合国民の一部の著作権については保護期間に関する戦時加算義務があります。日本は原則として著作者が亡くなって50年(死亡年の翌年の1月1日から50年)です。
・非営利、非収入、非報酬の3つを満たす上演時
営利を目的としない(非営利)、聴衆又は観衆から料金を受けない(非報酬)、実演家に報酬が支払われない(非報酬)の3つ全て満たす時は、著作権者の許諾を得なくても上演(演奏)する事が出来ます。
・私的使用のための複製
個人的または家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用する目的で、使用する本人がコピーする場合、著作権者の許諾を得ずにコピーすることができます。ただし、コピープロテクトを外しての複製は私的複製でも著作権者の許諾が必要です。また、私的使用目的の複製であっても、違法著作物であることを知りながら音楽や映像をインターネット上からダウンロードする行為は対象外です。
・学校等教育機関での利用
以下の場合は著作権の手続きが不要です。

  1. 営利を目的としない学校その他の教育機関である。
  2. 授業を担任する教師やその授業を受ける生徒などがコピーする。
  3. 授業の対象となる必要最小限の部分をコピーする。
  4. 授業の過程においてコピーを使用する。
  5. 既に公表されている著作物である。
  6. その著作物の種類・用途、複製の部数・態様などを考慮して、著作権者の利益を不当に害しない。

知らない人も多いかもしれませんが、部活動、クラブ活動は対象外です。

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