【作品紹介ブログ】相反する2つの要素をうまくミックスさせた《サキソフォン四重奏のための演奏会用パルティータ》

こんにちは!今回はドライな雰囲気と暖かい光の表現という、相反する2つの要素をうまくミックスさせた《サキソフォン四重奏のための演奏会用パルティータ》について紹介させていただきます。

「パルティータ」とは、17世紀頃に発達していった音楽形式の一つで、今で言う変奏曲と説明すればわかりやすいかもしれません。本作品は5楽章形式で、表現方法に共通点を持ちつつ1つひとつに強烈な個性を持っており、最終楽章でそれらが纏まるように綿密な計算がなされています。

この曲最大の特徴は魅力的な陰影表現にあり、各サクソフォーンの持つ音色を巧みに組み合わせ、王道と挑戦を交互に使い分ける事によってメリハリを生んでいます。中でも〈3楽章〉はこの作品を象徴する曲とも言える、黄昏時を思わせる美しい仕上がりになっています。

以前取り上げたマリンバ独奏曲《Prayer》の作曲者でもある田原晴海氏によって生み出された本作品。「演奏会用」とある様に、コンサートで演奏される事でその真価を発揮します。各楽器に広く技術が要求されますが、クラシックサクソフォーンの素晴らしさを堪能できる、アンサンブルとしてオススメの作品です!

・サキソフォン四重奏のための演奏会用パルティータ
編成:サクソフォーン4重奏
作編曲者:田原晴海
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