著作権者の許諾を得ずに上演(演奏)出来る場合について

音楽を人前で演奏する前に、必ず著作権者や著作権管理団体(JASRAC)に演奏許諾の申請を行います。しかし、著作権者の許諾を得ずに上演(演奏)出来る場合があります。

・営利を目的としないこと
・聴衆又は観衆から料金を受けないこと
・実演家に報酬が支払われないこと

非営利、無収入、無報酬と覚えたら良いですね!

しかし、以下の場合は対象外になります。
・募金を募るために開催するチャリティーコンサート(募金が入場料=収入となるため)
・商店街のイベントでの演奏(商店街の宣伝=営利となるため)
・路上ライブでお金をもらった場合
・お店等でBGMとして流す(営利活動の一環となるため)

また、以下のような話を耳にしたことがあります。
・非営利、無収入、無報酬の際に著作者の許諾を得ずに著作物を利用できるのは演奏利用だけです。例えば、非営利、無収入、無報酬の演奏会だからといって市販の楽譜をコピー(複製)して演奏に利用することは出来ません。これは著作権の中の出版(複製)権に当たる項目だからです。非営利、無収入、無報酬の演奏会での楽譜利用で複製が必要な場合に於いても、必ず著作者の許諾と複製利用料の支払いが必要です。
・夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)や春のセンバツ高等学校野球大会の時期になると野球応援に伴う吹奏楽やブラスバンド演奏の著作権について話題になります。高校野球応援は
1.演奏は高校生やOBなので営利目的でない(非営利)
2.入場料がかかりますが、応援団が観客から『演奏』に関して料金を受けとっていない(無収入)
3.高校生の応援なので演奏の報酬が支払われているということもない(無報酬)
なので、著作権者の許諾を得ずに上演(演奏)出来る条件を満たしています。
編曲をして演奏する場合は著作権者の許諾と複製利用料の支払いが必要です。

著作権を守ることが音楽文化の健全な発展に繋がります。
以上、著作権者の許諾を得ずに上演(演奏)出来る場合についての解説でした!

音楽著作物の複製(楽譜のコピー)について

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