・バレエ組曲「くるみ割り人形」
編成:サクソフォーン4重奏
作編曲者:ピョートル・チャイコフスキー(山田悠人)
印刷楽譜 電子(PDF)楽譜 演奏映像(ルミエサクソフォンカルテット)
《バレエ組曲「くるみ割り人形」(仏:Suite tirée du Ballet “Casse-Noisette”, Op.71a)》は、チャイコフスキーの代表的な管弦楽作品である。「白鳥の湖」、「眠れる森の美女」、「くるみ割り人形」の3作品を3大バレエ作品と称する事がある。
本作は、クリスマス・イヴにくるみ割り人形を贈られた少女が、人形と共に夢の世界を旅するという物語である。
第1曲 小序曲 アレグロ・ジュスト、変ロ長調、4分の2拍子。原曲では軽快な弦楽アンサンブルから始まり、徐々に盛り上がっていく。サクソフォーン4重奏版では、フレーズを短くして受け渡すことで、軽快さと音色の変化を表現している。
性格舞曲
第2曲 行進曲 テンポ・ディ・マルチャ・ヴィーヴァ、ト長調、4分の4拍子。木管・金管・弦が旋律を受け継いでいく作品であり、サクソフォーン4重奏による役割の引き継ぎ方をお楽しみいただきたい。
第3曲 金平糖の精の踊り アンダンテ・ノン・トロッポ、ホ短調、4分の2拍子。原曲では、1886年に誕生したばかりのチェレスタが使われている。この曲がきっかけとなり、チェレスタが世界中に知られることとなった。
第4曲 ロシアの踊り(トレパック) テンポ・ディ・トレパック、モルト・ヴィバーチェ、ト長調、4分の2拍子。軽快な楽曲であり、高音楽器と低音楽器の旋律の対比が面白い。
第5曲 アラビアの踊り アレグレット、ト短調、8分の3拍子。東洋の雰囲気の作品。サクソフォーン4重奏版では、ソプラノサクソフォーンの低音を活用し、原曲の雰囲気の再現を試みている。
第6曲 中国の踊り アレグロ・モデラート、変ロ長調、4分の4拍子。原曲では、フルートの旋律が特徴的である。しかし、その旋律を支える伴奏も重要であり、原曲さながらの再現に工夫が凝らされている。
第7曲 葦笛の踊り モデラート・アッサイ、ニ長調、4分の2拍子。葦笛とは、ミルリトン(パンパイプ)のことであり、原曲ではフルートが活躍する。サクソフォーン4重奏に於いても、軽やかな音楽を楽しむことが出来る。
第8曲 花のワルツ テンポ・ディ・ヴァルス、ニ長調、4分の3拍子。原曲では木管楽器とホルンによって奏でられる冒頭は、サクソフォーン4重奏による重厚なトゥッティとなっているため、印象が大きく違うと思う。この楽曲は、全体を通じて原曲のオーケストレーションに囚われないサクソフォーン4重奏のための編曲となっている。チャイコフスキーはヨハン・シュトラウス2世の作品を愛しており、この楽曲はシュトラウス2世の様式に倣っている。
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