【作品紹介ブログ】コンクールピースとしてオススメの打楽器アンサンブル作品《風の荒野[打楽器5(6)重奏](竹藤敏)》

皆さんこんにちは!
今回紹介させていただく作品は、弊社のアンサンブルシリーズの中でも指折りの売れ筋商品である竹藤敏(Satoshi Takefuji)作曲《風の荒野[打楽器5(6)重奏]》です。

いよいよ夏真っ盛り、全日本吹奏楽コンクールが近づいてきている今日この頃ですが、来たる秋のアンサンブルコンテストに向けて、選曲を始めるべき時期でもあります。《風の荒野》は既に多くの学校によりコンテストの演奏実績が作られている作品で、弊社の作品の中でも特にコンクールピースとして信頼性の高い作品となっています。

まず重要な点として《風の荒野》には5重奏版と6重奏版がある、という事が言えます。無理やり編成を直したわけではなく、どちらのバージョンでも同等の演奏効果を得られるように工夫がなされているのです。では、そんな本作品の魅力について簡単にですがご紹介いたします。

編成、構成共に王道を貫く本作品は、全体を支配する8分の6拍子の揺れるようなリズムに乗りながら時に激しく、時には楽しげに歌うように進行していきます。近年の作品に多く見られる、マリンバを前面に押し出した作風とは異なり、1stパートがシロフォンを使い終始明確なメロディーラインとして活躍します。しかし従来の作品との違いとして、1stと5thは2nd〜4thに比べて難易度が抑えめになっています(5重奏版の場合)。この為メインメロディーよりも、それを支えるパートの方が難易度が高いという特徴があります。つまり、「メインメロディーは上級生のやるもの」という常識を逆手に取っており、『誰でも主役を張れる!』という、様々な環境、様々なメンバーに対応できる譜面である事を意味しています。必要な楽器も、

1st→Xylophone,Wind chimes(optional Suspended symbal)
2nd→Marimba
3rd→Snare Drum,4 Temple Blocks,Sleigh bells(6重奏の場合は+ Caxixi or Maracas or Castanets)
4th→4 Tom – toms(6重奏の場合は5 Tom – toms),Tambourine,Gong
5th→Bass Drum,Suspended cymbal(6重奏の場合は+ Congas)
(6th)→4 Timpani

と、なっており、特殊な楽器はほぼ必要ないのもポイントです。尺も最初から5分以内に収められているので、カットに悩む必要もありません。もちろん、通常の演奏会でも使用できる1曲です。

正統派打楽器アンサンブル。飽和状態の現在のアンサンブルコンテストだからこそ、如何でしょうか?おすすめです!

・風の荒野 -5人の打楽器奏者のために
編成:打楽器5重奏
作編曲者:竹藤敏
印刷楽譜 電子(PDF)楽譜 演奏音源

・風の荒野  -6人の打楽器奏者のために
編成:打楽器6重奏
作編曲者:竹藤敏
印刷楽譜 電子(PDF)楽譜 演奏音源

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