・風花[フルートソロ&クラリネット4重奏](仮屋賢一)
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よく晴れた冬空、風とともにちらちらと雪が舞うことがある。それが、風花(かざはな)。山の上に積もった雪が、風に吹かれてはるばるとやってくるのだという。
この曲では、静かに積もっている雪が風に吹かれて舞い上がり、はるばると飛んで地へと降り行く、そんな風花の一連の流れを、場面ごとに順を追うようにして描いた。
クラリネット・クァルテットが単純にソロフルートの伴奏に徹するのではなく、場面によって前に出たり、フルートと並んでクインテットを演奏したりと、五人の奏者の関係性は様々に変化する。
クラリネット・クァルテットとソロフルートによって描かれる、冬の静かな景色の中に光り輝く風花。そのようなものをイメージしながら、「ひとひらの雪の旅」をお楽しみいただきたい。
・パヴァーヌ[サクソフォーン5重奏](G.フォーレ/近藤悠介)
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この作品は、『マスクとベルガマスク』作品112という舞台音楽、およびそれをもとにした管弦楽組曲で、モナコ大公アルベール1世の依頼により1919年作曲されました。
8曲の組曲の中から、一番有名な「パヴァーヌ」を選び編曲をしました。
尚、この作品は管弦楽版の他に、ピアノ編曲版があり、ポピュラーのソロ・ボーカル曲としても歌われています。
・ロザムンデ[サクソフォーン5重奏](F.シューベルト/近藤悠介)
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『キプロスの女王ロザムンデ』作品26 D797は、ロマン劇のために作曲した劇付随音楽です。『ロザムンデ』と略されます。この付随音楽は、ベルリン出身の女流作家ヘルミーネ・フォン・シェジー(1783年 – 1856年)の戯曲『キプロスの女王ロザムンデ』のために作曲されました。尚、この作品は《弦楽四重奏曲 第13番「ロザムンデ」D804》や、ピアノ曲の《即興曲 変ロ長調 D935-3》にも流用されています。
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